ジャービル讃歌(100%)

癒しの”天使のネズミ”、ジャービル(スナネズミ、ねじぃ)の観察記を下手な詩とエッセーで。

なんと贅沢な!

近頃ねじぃがキャベツを食べないので

思い切って白く柔らかな部分与えたら


みんなしっかり食べておかわりさえも


ヒトサマと同じものを食べるなんて!



スーパーからただで貰ってきたキャベツの外葉。もらってきてすぐの新鮮なものはみな喜んで食べるのに、ちょっと萎れてくると食べるのは食いしん坊のワイショーとフッキーだけ。


鮮度が落ちたキャベツにはもともと野菜をあまり喜んで食べないxevy=anneやクロベールは鼻で匂いを嗅いだらツンとして逃げてしまい、食いしん坊のbb.フォイラーでさえ腹を押し付けてきてネコマタギ状態。


そこで、キャベツの白くて柔らかい部分を与えてみた。皆が喜んで食べた。しかもおかわりも全員が。これからはねじぃもヒトサマ並みのものを食べることに。考えてみるとねじぃってものすごく贅沢。麻の実だって殻を割って実の部分だけしか食べない。ゴマ粒を与えたときも殻を割って食べていた。胡麻よりさらに小さなエゴマさえも。


ヒトサマだったら麻の実やゴマ粒の殻を割って中身だけ食べて殻を捨てるなんてありえないというのに。麻の実、七味唐辛子に入ってるあれ。ヒトはわざわざ麻の実の殻を割って中身だけ食べることなんかしやしない。


ネズミによく似たコウモリ。その中の一種、フルーツバットがバナナの実を食べるのを見たことがある。小さな塊を何百何千回と言うほど噛んだ後繊維部分と思われるものを吐き出した。フルーツバットのケージからはその滓が発酵してアルコールっぽい匂い。


ヒトサマはバナナの実に繊維があることさえ思いもつかないと言うのに。何という贅沢な食べ方か!コウモリはねじぃなどの齧歯目とは目が異なるが食物の摂取のしかたが似ている。ともに贅沢な食べ方は共通している。

大掃除2

もっとも脱走の危険性が高い

くノ一xevy=anneのケージ


床材総とっかえと器具の消毒


邪魔をする脱走するの大騒ぎ



まっくろけのくノ一というより、noble black gerbilのxevy=anne。例外なく掃除の邪魔の達人であり、さらに始末が悪い脱走狂。ケージの蓋を開けたときいつもケジの縁に身を伏せているほど。ホイール取付金具の隙間を利用して脱走を図っている。


床材を全部取り払い、手を差し出すと勢い良く飛び載ってくる。一応「3粒ルール」があるので麻の実3粒を与える。脱走されるよりはマシだが、繰り返し載ってくる。あまり何度も載ってきたので夕食後のチェックではペレットが大量に余っていた。おやつ食べ過ぎ。


新しい床材を投入するとその大きな山にダイブしたり長いシュレッダーダストを短く食いちぎったりと大暴れ。床材投入直後のいつもの光景。多分「ホンチュウ」たちにとってはパニックなのだが。


これでやっと彼女が我が家にやってきた24日の記念日の準備が整った。その日こそフッキーとの彼女の初デートにしたい。あまりに何度も彼女が載ってきたのでフッキーも彼女の匂いがついた掌に勢い良く載ってきた。これは臆病なフッキーにはかなり珍しいこと。


ちなみに、脱走の危険が高いもう1匹とはbb.フォイラー。

大人飼い

大人買いじゃなくて大人飼い

ジャービルはお子様には無理


兄弟まとめ買いもできないし

むやみに食物あげるのもダメ



ジャービルは幼児が飼育する小動物としては適当ではないと言われる。


大人買いというと大抵はこう書かれる。しかし、ねじぃ、ジャービルに限って言うと「大人飼い」のほうが適当かも。


一匹3000円位はする個体を、ケージに入っている兄弟全部買い取るなんてかなりの出費。大人じゃないと買えない場合も。


ねじぃが食べ物、とりわけペレット以外のおやつなどを食べる姿が可愛いからと言って無闇矢鱈に与えすぎるのを我慢するのも結構忍耐力が必要。


彼らには有害な砂糖や油そして何よりもやばい塩分を含むスナック菓子なんかを平気で与えたりするのはねじぃにとっては命取り。それらを食べてもすぐには死なないけど確実に命は縮む。


また、掃除や水やり餌やりなどのケアを楽しくできるかどうかも大人か子供かの境界かも。よく言われる、自分が世話するからと子供にねだられて飼い始めたが結局飼育放棄で親が渋々ケアをするなどは子供故。小動物に限らず犬や猫などでもよくある。


でも、大人は違う。ちゃんと命が尽きるまでケアする。しかも何の苦もなく、むしろ楽しみながら。「大人飼い」のねじぃ、ジャービルは皆さんのおうちでは元気ですか?


余談:black gerbilなんて呼ばずnoble black gerbilと呼びたいほど黒ねじぃの毛色は美しい。書き忘れたのでここで追加。