ジャービル讃歌(100%)

癒しの”天使のネズミ”、ジャービル(スナネズミ、ねじぃ)の観察記を下手な詩とエッセーで。

ウイニング ラン?

おやつを受け取るとそれを持ったまま


ケージ内を走り回る姿が可愛い


嬉しくて走り回るのかと思えば


誰にも取られずに安心して食べる場所探し



ねじぃを複数飼育しているとよく見られる光景。しかし、単独飼育している個体にもごくごく普通に見られる行動。はじめは1頭だけの飼育から始まったが、おやつを受け取った時の反応が目を引いた。てっきり嬉しくて嬉しくてたまらないからやっていると思っていた。


ところがよくよく見るとねじぃが食べ物を持っているときは極めて慎重。決して他の個体と一緒には食べない。あくまでも個食。むしろ孤食と言っていいくらい。壁や物陰やコーナーに向かってひとりで食べる。


食べ物が乏しい野生化の環境を体が覚えている。ペットになって、または生まれながらにペットでさえも。食べ物が少ない地域の野生のせいかリスやハムスターのように頬袋を持たないねじぃ。目の前にある食べ物がもしかしたら一日分の食べ物と判断するらしい。


その食べ方もすさまじい。まさにガッツキ。そうとは知らずに我が家に初めてやってきたチェコからのノーマルの子にそのガッツきぶりから「ガッツ」と名付けた。多分どんな子が来ていたとしてもそのガッツきぶりから「ガッツ」と名付けただろう。


おやつを受け取る時の受け取り方も思わずドキッとするものがある。すました可愛い顔してひったくるようにしかも、信じられないくらい強い力で奪い去る。それを横取りしようとすると、頭や体で力強くブロックしてくる。そうでなければ素早く走り去る。


ねじぃの猛烈な食欲。しかも食べるのもものすごく早いし、体に似合わないほどの大食漢。でも、飼い主にはそれがたまらない魅力。酒などのアルコール類を媒介にしたコミュニケーションを「ノミニュケーション」とか言って洒落た言い方をする。ねじぃとは「クイニケーション」?そういえば彼らはよく「クイ、クイ」となくなぁ。

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