ジャービル讃歌(100%)

癒しの”天使のネズミ”、ジャービル(スナネズミ、ねじぃ)の観察記を下手な詩とエッセーで。

ノブリン逝く

ちょっともう後がなさそう


そう思われてたったの3日


ジャ-ビルはあっという間に


買い物から帰宅した時には


pcモニタを買ったけど信号ケ−ブルを買うのを忘れていた。市内の店をあちこち探したが見つからない。あんなもの壊れるわけがないのでそれだけ買いにくる客なんかありゃしないので店には在庫を置かない。そりゃそうだという事で隣の臼杵まで行くことに。


これは恐怖の連続。いくつものトンネル、中にはものすごく長いところも。そして長い坂の上り下り。こちらはゲンチャリで時速30kmしか出せないのに大型車はその倍以上のスピ−ド。しかもほぼ全行程が追い越し禁止区間。後ろに気を使うことしきり。


臼杵で買い物を済ませて夕方帰宅。帰宅後すぐにケ−ジを覗いてみたらノブリンは横になって寝ていた。これまでのジャ-ビルの最後は皆仰向けだったので、まだ生きているなという印象を持った。寝ているところを触ったりして驚かせるのは彼の健康に良くないと思ったのでそのままにしておいた。


しかし、一時間以上したときそっと体に触れてみた。冷たかった。彼らは健康なときには寝ていても寝返りを打ったりするので1時間以上も同じ姿勢でいるということはありえない、もしかしたら死んでいるのかもと思ったので触ってみたのだ。安らかな最期だった。


もしかしたら今日辺りかもという予感は今朝あった。目を覚ましていた彼に「おめざ」の麻の実を与えようとしたが腹ばいの姿勢から起き上がれなかった。後ろ足が利かなくなっていた。踏ん張れないので横に倒れた。とりあえず水の皿に新鮮な水を入れて与えた。彼は水をがぶ飲みするので新鮮な水は何よりの贈り物になる。麻の実を食べた後いつものようにかなり時間をかけて水を飲んでいた。体中が焼けるように熱いのだろう。


先に亡くなったノブリンの兄貴分のカムリンとこのノブリン、彼らが我が家にやってくるまでの苦労が思い出された。府中から相模原まで買いに行ったのだが初日は店までの道がわからずカンカン照りの中をさまよい歩き足が棒になり諦めて帰宅。次の日はあいにくの一日中雨。靴も着ているものも全身びしょ濡れでやった店に到着。そして兄弟と初対面。大感激だった。活発な兄貴分のカムリンと引っ込み思案のノブリンと対象的な兄弟だった。


この先、再びジャ−ビルを我が家に迎えられるかどうかわからない。こちらでは東京のようにペットショップにどんな動物やどんな個体がいるのかわからない。ペットショップのh/pを見てもさっぱりわからないのでジャ-ビルに巡り合うのは奇跡的なもの。もしかしたらこの記事がこのブログの最後になるのかも。寂しい。 


かすかな期待があるとしたら、今から一月ほど前、朝起きて庭を見たら何やら小動物の死体。近づいてみるとそれは紛れもなくジャ-ビルのメス。近所の家から脱走して果てたものらしい。遺体は我が家の庭に埋葬。とすると近所でもジャ−ビルを飼育していたということか。その飼い主と思しき家を訪ねてみたがどこが入口かさっぱりわからない構造の家。声のかけようもないので家の周りをぐるっと一周しただけで終わった。いつか声をかけられたら聞いてみたい。


今はただ、苦しかったであろう生前のノブリンの安らかならんことを祈るばかり。そしてたくさんの喜びや感動と思い出に感謝。

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