ジャービル讃歌(100%)

癒しの”天使のネズミ”、ジャービル(スナネズミ、ねじぃ)の観察記を下手な詩とエッセーで。

大出血

ジャジャミーナが水を飲んでいると

体の下に大量の血溜まりがポロポロ

ボトルからの水漏れかと思われたが

灯りをつけて見ると紛れもない血だ



朝一、きのうバザーで買ってきた間引きの大根葉。皆勢い良く食べた。しかも異変は見られず。ただ一人ジャジャミーナがその後水を飲んでいたときの出血。しかも後から後からポロポロの大出血。


薄暗くてよく見えなかったのではじめはボトルからの水漏れかと思われた。しかし、灯りをつけてその水たまりをよく見ると明らかに血。水を飲み終えてどこからの出血か確かめようと捕まえて確認しようとしたが暴れて捕まらず。


追及の手を逃れたジャジャミーナは突然横に倒れた。しかも引きつけ。この時ばかりは「とうとうお迎えが」と思われた。しかし、その後起き上がり元気に殻を取ったヒマタネを食べ始めた。


ジャジャミーナの出血はもしかしたら流産によるものか。今のところ原因は不明。ジャジャミーナの体の大きさから見て素人目にも致死量ではと思われた。倒れたときの引きつけは出血によるショックか。


ねじぃ、ジャービルに対する姿勢は基本的には「野にあるごとく」。彼らが野にあれば具合が悪いからと言っても獣医に診てもらうことはできない。第一、野には獣医なんていない。まして具合が悪くなったからといって、獣医に診せるというのは彼らには耐え難いストレス。


彼女はもともと食が細くて痩せている。斜頸になってますます骨と皮ばかりで体力が落ちている。それを外に持ち出すだけでさえ大いに体力にダメージを与えてしまう。外に持ち出せば急激な気温の低下や異音や振動に嫌でもさらされる。良かれと思ってやることが彼女の死を早めることになりかねない。


ジャジャミーナには具合が悪くなれば大好きなフッキーのもとでお迎えの時を迎えさせてやりたい。そう思う。今でも彼女に安心して食べ物を食べさせたいとフッキーと切り離した時食べるのに夢中になっているうちはいいとして、ふと気づくと側にフッキーがいないことに気づくと大パニック。高い所からの転落や、硬いものに頭部を打ち付ければ死に至る危険も。

最強おやつ~エゴマ

180ḡ入りのエゴマ2袋

香りもなくうまくもないので


ねじぃのおやつに早変わり


ところがこれが大大大人気



暑い夏の頃、スーパーで売れ残っていたエゴマを2袋ゲット。殻が硬そうなのですり鉢でせっせと擦ったがそれでも口の中がザラザラ。エゴマはまだ生だったので炒って食べたが、うまくなかった。それに口の中で硬い殻が残る感じ。胡麻より高いのにまずい。


素麺のツユに入れて2回ほど使ったが殆どが残り、そのうち虫がついたらしく蜘蛛の糸のようなものが張り出した。もはや食用には不適。ならねじぃのおやつに。虫かその卵が入っているのでねじぃに人気かと思われたが、生のものを与えてももちろん人気。しかも大人気。


終日ホイールランをやっているのに偏食が激しく、食も細いライリー=ホイランなどはもはやかつての大好物の麻の実には目もくれずひたすらエゴマリクエスト。粒があまりにも小さいので手に載せて与えると指の間にはまり込む。それでも躍起になって咥えとる。


一粒ずつ与えるのが面倒なので、小皿に数粒入れてケージに入れるとツンツンbsなどは3匹が一斉に食べ始める。粒が残り少なくなると凄絶争奪合戦。3匹とも「チュウチュウ」と鳴きはじめ、あるものは皿の上に、あるものは数粒をまとめて咥えてお気に入りのコーナーに直行。


単独飼育のケージに小皿を入れてやると何粒かの食い残しが発生することも。残りがもったいないので後始末専門のツンツンbsのワイショーの前へ。彼は一粒残さず食べつくす。その分彼には少し遅れて食べ始めるようにいつもセット。何しろ彼は3匹の中でもダントツのデブの115gなので。スーパーヘビー級132gのフッキーにはかなわないけど。


それにしてもねじぃたちの食事スタイルには恐れ入るばかり。ヒマタネの殻を割って食べるのはごくごく当たり前。ヒトは七味唐辛子に入った麻の実を殻ごと食べるのに、ねじぃたちは一粒づつからを割って中身だけを食べる。さらに小さな胡麻だって殻を割って食べる。エゴマは胡麻よりさらに小さいのにやはり殻を割って食べる。キンベ~ン。


ねじぃ最強のおやつ、エゴマはいかが? ペットショップには置いてないけど。

斜頸3

もともと食の細いジャジャミーナ

しかも偏食ですごいおやつ志向


どの子も好きな麻の実を食べない


与えてもポロリとこぼすばかり



この斜頸シリーズの記事はもしかわいいねじぃ、ジャービルが斜頸になった場合のケアの参考になれば幸いです。


体験を皆様にお知らせるためのもの。この所斜頸になったジャジャミーナのケアというか看病のため記事のアップが停滞。水を飲ませるのもとにかく手間と体力が必要。だがそれ以上に食が細くてヒョロヒョロの彼女に食べ物を与えるのが大変。


せっかくジャジャミーナに食べ物を与えても同居のフッキーに奪われてしまう。同じものを与えても食べるのが早いフッキーが自分の分を食べた後ジャジャミーナの分を分捕ってしまう。この辺は単独飼育の場合にはない難しさ。


ジャジャミーナに食べ物を与える上での困難度は斜頸になってさらに上昇。以前はnanoの掌の上やケージの蓋の上に飛び上がって来て単独で食事できていた。今はそれができない。斜頸になってケージの蓋の上に飛び上がれなくなったし、掌に載せてもすぐにケージに戻ろうとして猛烈に暴れる。


右に斜頸したせいか右手がうまく使えないらしく小さな麻の実の殻を割れない。だから大好物の麻の実を食べられない。代わりに殻を割ってやったがとにかく指先が痛くなる。もしかしたら殻にヒビを入れてやるだけでも殻を割れるようになるかも。検討する価値はありそう。


ジャジャミーナが斜頸になってからの顕著な変化は、ほとんど終日シェルターに潜り込んで表に出てこないこと。このことを利用して彼女に安心して食べてもらうしかない。シェルターに食べ物を放り込んでシェルターの入り口をケージの壁際に寄せる。食べ終わると出ようとして壁際に姿が現れる。


ジャジャミーナは今骨と皮だけの「骨皮筋子」。でも、もしかしたらこれは普通よりちょっとだけヤセているだけかも。女の子の飼育はこれまで3例。そのうち異常に太っていたのはズシだけ。これは例外。5匹の子を産んだライラなどは50g台しかなかった。この子もやはり食が細かった。


ジャービルにとって肥満は短命の許。それは男女を問わない。女の子で80gを超えた個体は「スーパーデブ」といえるかも。我が家の「猛烈食いしん坊」の女の子のxevy=anneでさえたったの74ḡ。