ジャービル讃歌(100%)

癒しの”天使のネズミ”、ジャービル(スナネズミ、ねじぃ)の観察記を下手な詩とエッセーで。

近況~ツンツンbs

親分格のワイショーが100gオーバー


マイペースのクロベールは92gで


デブだったむっつり食いしん坊の


ライリー=ホイランが激変の86g



最近のツンツンbsはすっかり様変わり。ケージのフタを開けるとおやつのおねだりに真っ先にケージの縁に飛び上がって来たワイショーは上がって来なくなった。体重が90gオーバーの頃から。


クロベールと仲の良いライリー=ホイランは行動パターンまで似てきた。以前は掌に乗って来てひたすらおやつを食べていたライリー=ホイランは何故か今は食べない。掌から左の膝に飛び移りしきりに周囲をキョロキョロ。クロベールのお好みの「観光」。


ライリー=ホイランの変化はそれだけにとどまらない。殆どの個体が大好きな蒸かしたオサツを食べなくなった。そのせいか体重がたったの86g、一番デブだったのに今や一番のヤセ。相変わらずホイールランが大好きで太りきれないらしい。


「外の世界っていいよ」なんてクロベールがライリー=ホイランに教えているかどうかはわからない。しかし、今両者を見るとそうとしか思えない。幸いなことにクロベールの臆病小心の性格は感染していない。


ツンツンbsの体重
 ワイショー    101g,ついに100gオーバー
 ライリー=ホイラン 86g、偏食の影響大
 クロベール     92g、模範的食生活の結果



muragonで初の画像アップ。これはツンツンbsが我が家に来た頃のもの。左からワイショー、中央がライリー=ホイラン、右がクロベール。生真面目なクロベールはベッドメーキングの真っ最中で床材を咥えている。

困ったちゃんs~ブッコワッシャー!

目の前にあるものに形あるのを許さない


齧れないものでもとにかく齧って見る癖


ぶっ壊しねじぃの困ったちゃんs度ピーク


決して人を噛んだりしない天使のネズミ


ねじぃの困ったちゃん度のピークはなんちゅうても「ぶっ壊し」。壊すものは何でもかんでもお構いなし。飼い主が良かれと思ってケージに入れてやっても壊せるものならその日のうちにも壊し始める始末。


よくある例がシェルターとか俗に「ハウス」など呼ばれる木製のもの。木製やプラスティック製の玩具の類も同じ運命。すぐにバラバラ。活発なねじぃのためにホイールは必須。そのホイールが無傷でいられるはずがない。取りあえず使える状態だとしても少なからぬ傷があるはず。


これまで延べ13匹のねじぃを飼育してきたが、不思議にも完全に壊されて使用不能になったことはない。ただプラスティック製の脚をかじられてホイールが立たなくなったことはあるけどホイールそのものは無傷だった。それ以外のホイールはかじられて鋸刃状にはなったものの使用はできる。


ネジぃの「破壊活動」を見ていていつも不思議に思うのは、ヒトから見てこれは絶対に壊せないだろうというものを繰り返し壊そうとすること。例えばホイールのスティール製の脚、厚いガラスのシェルターや素焼きの植木鉢など。


その行為を理解しようとするなら、前歯が伸びるので歯を自ら削っているのではと推測される。ちょうどヒトの赤ん坊が歯が生え始めるとき母親の乳首を噛むように。だからそれこそ「いつも何度でも」齧ろうとするのだろうかと。せっかくケージに入れてやった「噛じり木」にもっと関心を寄せてほしいものだが。


「ねじぃの善意の理解者」としてはねじぃの破壊活動はもしかしたら結果的に今の地球を「豊穣の大地」にした大なる貢献者の筆頭格ではなかろうかということ。ねじぃが齧って切り刻んだ草や樹木が結果的に土に帰って行ったのではないかと。




大人だから

大人だから天使のネズミ大好き


兄弟や相棒を引き離したりはしない


天使のお子様にはとてもわかるまい


悲しい別れや一人ぼっちの寂しさは



ジャービル、スナネズミ、ねじぃは一般的には大人向きのペットと言われる。子どもたちに人気のハムスターに比べればお値段も確かに高い。だから子どもたちにとってはやや高嶺の花。それにケージにいる子全部を買い取る「大人買い」なんて少ないお小遣いではとてもできない。


子供にはケージに複数いる子の中からたった1匹だけ買っていくことがどういうことかもわかるまい。多分肉親の悲しい別れや残された孤独や買い取られて孤独の生活を余儀なくされる心境は理解できまい。まして、別れや孤独が個体の寿命を確実に縮めるなんて想像すらできまい。


大人でよかった。そしてケージの中に複数の個体たちがいる。それぞれのケージで繰り広げられる無邪気な活動や天使のような寝顔、じゃれあい毛繕い。水飲む顔も姿もおやつをおねだりするしぐさも、みんな皆可愛いし、可愛すぎる。