ジャービル讃歌(100%)

癒しの”天使のネズミ”、ジャービル(スナネズミ、ねじぃ)の観察記を下手な詩とエッセーで。

困ったちゃんs~音に過敏

ねじぃは目はそこそこいい


鼻はそれほどでもないけど


耳は抜群でそこまで聞くな


というほど敏感で困る事も


ねじぃの耳の良さ、これはどの個体がというわけじゃなくどの個体にも共通すること。彼らの耳の良さで困るのはケージの中は問題ない。しかし、ケージの外で、例えば掌の上でおやつを食べたり、運動場で遊んでいる時に何か物音が聞こえたとき。


普段と違う物音を聞きつけると間髪おかずジャンプしたり固まって動かなくなったり急ぎケージに戻ろうとする。特に物音に驚いてジャンプするととにかく困る。


こればかりは普段からジャンプする習慣のない個体でさえ0.5m~1.0mほどジャンプ。パニックになっているので飛んだ先に何があろうとお構いなし。そのまま脱走になることも。「何だ君、飛べるじゃないか!」なんて感心してる場合じゃない。


あまりにもねじぃは耳が良いので大きな音を聞くと気絶することも。これは実際にあった話。今は亡き、我が家に来たばかりのズシがそのお気の毒な犠牲者に。しかも立て続けに2度も。


そのズシの気絶の話、我が家に来たばかりでまだ慣れていなかった。それに人に慣れにくい女の子だったが、体も触らせなかったのに突然の大きな物音に気絶、ケージの隅で動かなくなった。初めて手のひらに載せてしばらく体を温めてようやく意識を回復したほど。


また、これはねじぃに気の毒なので真似しないで欲しいのだが両手の拍手で飛び上がって驚く。4本足でその場飛びのジャンプはまるでアニメか漫画。しかもどんなデブッチの個体でも同じリアクション。決してねじぃのそばで拍手しないで!


余談:
平成元年以来愛用してきた腕時計longines君はついに退役。時折5分とか10分の間中休みするので信頼急低下。後継機はお安いcitizen reguno。オーバーホールに6,7万は払えないのでやむなく。


この交代劇を悲しんでか壁の掛け時計が止まってしまった。電池を入れ替えて間もないのだが。まるで殉死みたい。

困ったちゃんs

ねじぃってとっても可愛いんだけど


それなりに困ったちゃんsでもある


個性が強いだけに困ったちゃん度も


それぞれ違うし程度もまたそれぞれ



困ったちゃんsだからといっても別に手がかかるわけじゃない。ネズミなどの齧歯目の中ではトップクラスの飼い易さと丈夫さを持つ。ただ寒さには弱いとは言うもののデグーほどじゃない。


デグーなどは適温域が狭い上に高い湿度にも弱いのでエアコンが必要だがねじぃは日本の夏くらいなら全然平気。でも、一年中爽やかさっぱりに越したことはないけど。


これから先回数未定で我が家に今いる個体や過去の個体の困ったちゃんsの紹介とnanoの対応を連載の予定。併せてそれぞれの困ったちゃんの画像もupの予定。


乞う、ご期待!

それでいいんだよ

人の顔が千差万別であるように


その性格も色々違うのと同じに


ねじぃだって毛色が違うままに


それぞれ個性的しかも際立って


とかく人は動物の個体識別をしづらい。人が人を認識するのもある場合には苦手。例えば、我々日本人が外国人を識別するのは慣れていないと簡単ではない。ところが慣れてくれば意外に簡単らくらく。


我らがジャービル、ねじぃについて言えば始めのうちは簡単じゃない。買ってきた子や生まれた子らが同じ毛色が沢山いるとどれがどれやらわからないということはよく経験すること。


ところがこの子らは意外にも個性は強烈。人への慣れ具合や食べるときの癖などは幼い頃から変わらない。幼い頃から食欲旺盛な子もいれば極端に食の細い子もいる。


ジャービル、ねじぃはしつけなどできない。生まれたままに本能のままに生きている。糞尿のしつけ一つできない。好き勝手に色んな所でする。だから飼い主としてはその個性を尊重してありのままに対応するしかない。


だから臆病小心でなかなか人に懐かない個体にはそれなりに対応。無理に懐かせようとしても懐いてくるわけじゃない。それなりに対応と言っても差別するわけじゃない。


人に懐かないというのはそれだけ野生が強いということ。それもいい。野性的というのはただ単に手に載ってこないというだけじゃない。人の手からは絶対に直接食べ物を受け取らないというのも野性的なもの。これは女の子に多い。


とかく女の子は扱いが難しい。ジャービルの場合は特にそうかも。体が小さく食も細いので食べ物で釣って慣れさせるなんてことはほとんど不可能。また、男の子に比べて女の子は野生が強い。


顔も性格も人への慣れ具合も様々。野生が強い子も人に懐いている程度の差は様々。大事なのは飼い主としてどの子にも等しい待遇をすること。小さなジャービルを飼育していくうえで実社会での対応ももしかしたら良くなるかも。