ジャービル讃歌(100%)

癒しの”天使のネズミ”、ジャービル(スナネズミ、ねじぃ)の観察記を下手な詩とエッセーで。

時々正気

気違いになったとはいえ

いつもそうだって訳じゃない

時々正気のことだってある

それが寝ぼけたときと寝起きだ


今日もオセロBSのカムリンの話。彼が気違いになって以来、犠牲になっているのは弟分のノブリン。そうじゃなくてもノブリンはカムリンに気を遣っている。ホイールに載ってるときでもカムリンが来るとホイールを譲る。カムリンの歩く方向には決して立たない。


カムリンの気違いぶりは以前の正気のときとは比べ物にならないほど凶暴。2匹が顔を合わせると、突然カムリンはノブリンに襲いかかり、驚いたノブリンが高くジャンプ。もちろん、過剰な反応だが。その後猛烈なチェイス。たまらずノブリンがシェルターに潜り込むと、すぐにカムリンがシェルターの入り口を塞ぐ。ノブリンがシェルターから首を出すと、カムリンが激しく体当り。しかもしつこく何度でも。


カムリンをなだめようと鼻先を撫でようとしたら噛みつかれてしまった。男の子に噛みつかれたのは初めてでショック。血も出た。カムリンが気が狂ったとき彼をなだめるのは弟分のノブリン。襲われた直後でも、積極的にシェルターから出ていき、カムリンの鼻先をなめてやったりする。そうすると不思議にカムリンは我に帰る。悪かったねぇというふうな表情さえする。ノブリン勇敢、偉い。さすが兄弟。


かなりやばいカムリんだが、彼だっていつもいつも気が狂っているわけじゃない。寝入りばなと寝起きのときは至って穏やか。ただし、どちらの場合でもものすごい寝ぼけよう。だがそれが可愛い。最近新たなおやつでも正気になることが多い。彼が再びnanoの掌に載ってくるように。ただし、毎回とまでは行かない、大体3回のうち2回位。


掌に載ってきたらもちろんその上でおやつを夢中で食べる。しかし、今日珍しく掌の上でおやつを食べているとき、なにかに危険を感じて高々とジャンプ。50cmも飛んで床に着地。すぐに身柄確保。彼らはパニックになると一瞬動きが止まる。そこを捉えるのは容易。彼らは急激な環境変化には対応できない。まず、「ここはどこ?」、はては「俺は誰?」みたいなパニックに。だから、アクションを起こせない。


彼の斜頸気味な原因がわかった。去年の脳梗塞らしい病気の後遺症らしい。左半身に麻痺があるらしく左足の踏ん張りが利かないか弱いらしい。もしかしたら左目も効いていないのかも。で、見るのはいつも首を左に傾げて右目で。その発症からまもなく一年。よく生きていてくれたものだ。

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