ジャービル讃歌(100%)

癒しの”天使のネズミ”、ジャービル(スナネズミ、ねじぃ)の観察記を下手な詩とエッセーで。

・・・かなぁ?

おっ、蓋が開いた何?


なんかいい事の前触れ?


それってなんだっけ?


でも危険な匂いも!



ケージの蓋を開けた時の大方のねじぃたちの反応。殆どの個体が後ろ足立の警戒姿勢。そうでない個体は物陰に身を潜める。ケージに手を差し入れると、とりあえずその手から遠ざかるが、やがてその手に敵意がないとわかると手に絡んきたり、跨いだり。でも簡単には手に載ってこない。たまには手に噛み付いてきたりも。でも、全然痛くなんかない、アマガミ。


アマガミにもいろいろ意味が。一つは手を毛づくろいしているつもり。今一つは、おやつや水などの催促。我が家でその習慣が常態的な個体は6匹のうちライリー=ホイランのみ。殆どがおやつの催促の時。掌におやつがないのを確認すると一歩下がって指先に噛みつき。我が家に来た頃から変わらないクセ。


手に載ってくるまでのプロセスの変化も面白い。幼体の頃は、親に甘えるつもりなのかすぐに飛び載ってくる。しかし、物心ついて野生に目覚めると警戒心がはじめに出るのでまず後ろ足立でキョロキョロ。


差し出した掌におやつがあればすぐに食べ始めるけどケージの中に殻が残る。ねじぃが負傷するといけないので最近はおやつは必ず掌の上で与えることにしている。だから最近は差し出した掌には何も載っていない。するとねじぃには不信感と警戒感だけの対応。掌に何もないとすぐに逃げ出す。身を隠す。


それでもなお手を差し出したままにしていると、ねじぃもいろいろ考える。ん~、なんかいい予感なんだけどそれってなんだっけ ?ん~、思い出せない! 逃げ惑いながらも必死で思い出そうとしている。終いにはイライラが募ってついつい後ろ脚を「ドスッ、ドスッ」。


この「ドスッ、ドスッ」、いろいろな意味。代表的な意味は、仲間に危険を知らせるサイン。その他には嬉しい、悲しい、苛々などなどの感情表現。「ドスッ、ドスッ」の後しばらくしてようやく掌に飛び載ってくる。


これは最近のxevy=anneの手載りの変化の様子。でも、食欲旺盛な個体の空腹時に共通するもの。でも、このxevy=anneほどすさまじいジャンプで手首と肘の真ん中辺りまで飛び載ってくる個体は初めて。大概は警戒しながらノソっと掌に。


今日はxevy=anneを通してその子の立場で考えてみた。


余談:目薬の木、身の回りで静かにブレイク中。花粉症に効果!

鼻水が止まり、鼻の通りが改善。これは確かにある。しかも、飲み続けなければいけないというのじゃないところもいい。サンプル提供したヒトの中にはマスクを外した人も。


余談、その2:玉葱の皮 高血圧に効果

 むしろ低血圧気味のnano。なのに最近一気に30も血圧アップ。今流行の言い方によると「どうしたもんじゃろのう?」modeだった。玉葱の皮を急須に入れて熱湯。紅茶のような赤い「玉ねぎの皮茶」を飲む。味も香りも殆ど無い。でも、確実に下がった、昔のように。

通過儀礼か

鼻先パワーショベルや鼻先ハンマー得意


まいどそんなことやるからねじぃの鼻は


いつも傷だらけで鼻先の毛はハゲだらけ


傷が癒える時には激しい痒みでまたも傷



つい最近までのジャジャミーナがそうだった。眼から鼻先までの3分の1は毛が抜けて傷だらけでじゅくじゅく。やっと傷が癒えたかと思うと激しい痒みのためかまた傷口が開いてとかを繰り返し。そのジャジャミーナの傷は今はない。何度か繰り返したことで皮膚が強くなったか。


同じ経験を今xevy=anneが。はじめは鼻先が真っ赤ないちごのようになる傷。それが癒えると今度は鼻と口の間を負傷。呼吸のたびに鼻から血がブクブク出入り。その血が口元まで垂れて真っ赤。薬を塗るわけにも行かず、代わりにキャベツのおやつ。多少の化膿止めになるかと。


さらなる怪我を予防するため、齧り木は撤去。目につく糞はできるだけ拾い集め、ケージの中ではヒマタネはもちろん麻の実も与えないことに。これで傷の原因になる硬いものは少なくなったので新たな傷は減るかも。


鼻先の負傷は男の子も女の子も。しかし、男の子は鼻の穴のあたりに血がにじむ程度でそれ以上ひどくなることは稀。ところが女の子の場合は重症化することもしばしば。女の子は育児などで生活空間を常に快適にしたいと思うからかケージ内を頻繁にいじる。


そのいじり方がすさまじい。鼻先を床に擦り付けそのまま前進。床材をパワーショベルで押しまくるような行動。小さな体ながらかなり強力なプッシュ。さらにコーナーや物が置かれた場所と壁の間の隙間には鼻先をハンマーのようにして打ち付ける。こんなことをしていて負傷しないほうが不思議なくらい。


しかも、その頻度もすさまじい。我が家で初めて5匹の子らを産んで育てたライラなどは一晩に二つの床材で作った山を作った。また、鼻先は環境整備のためだけに使うものでもない。終日床に鼻先を擦り付け食べ物を探しまわる行動を取る。鼻先酷使。だから鼻先はよほど皮膚が強くないとすぐに負傷。鼻先を使っているうちにその皮膚は段々と強くなるんだろうなあ。


血だらけの鼻先をケアする仕草も痛々しい。傷が癒えそうになった時の激しい痒みに苛々して思わず片足をどんと床に叩きつけることも。でもそんなこんなも女の子みんなの通過儀礼なんだろうなあ。遠くない将来美しい真っ黒な毛並みの美女に復活してもらいたい。


今日、齧り木を撤去したのでペレットをハードタイプに変更したいと思ってペットショップに行ったが置いていなかったので取り寄せ注文。昔小さなペットショップで売られていた「ラブカリット」というものに酷似する親指の一関節大のもの。


余談:

兄弟の証の件、目下鋭意取材チュウ。何しろ体の小さな部分を撮影しなくちゃいけないので困難極まるもの。しかも、敵さんもじっとしちゃあいないと来てる。


nhkで多部未華子さんが出演していた。まだ子供だと思えた時は過ぎて大人に。歌もうまい。

泣く子は育つ?

古くから言い習わされてきた言い回し


これはどうも真実を点いているらしい


ねじぃの世界でもどうやら同じらしい


よく鳴きしかも声が大きい子は体も立派



よく泣く子はまず第一に呼吸器系が泣くことによって発達する。それにともなって食欲も旺盛であり、消化器系も発達する。そして逞しい、または健康的な体つきになる。そう思う。


で、我が家の個体たちについて言うと、一番良く鳴きうるさいほどの筆頭は新入りのxevy=anneで、次がどでかいアメリカンのフッキー。彼らが来るまでのナンバーワンは勿論ツンツンbsのリーダー格のワイショーだった。


よく鳴く男の子たちはどれも群を抜いて体格が立派、そして女の子のxevy=anneはいかにも女の子らしくスリムだけど、とてつもなく俊敏。彼女はいま野生に戻しても天敵に襲われることなく生き残り、多くの子孫を残すだろうと思われる。勿論野生に戻したりする気はないけど。


対して、あまり鳴かない子や鳴いても声が小さい子は弱々しい。ジャジャミーナも鳴き声はあげるけど声は小さい。全く鳴かない子も我が家にはいる。それはライリー=ホイラン。兄弟が揃って100g級なのに彼は80g台。やはり体格はやや劣る。


この記事、なんで書いたのって訊かれるとそれは、新しく飼い始めようとしたり、買い足したりする方たちのためのヒントにでもなればといった所。丈夫で健康的な個体だと病気知らずで手間がかからない。ペットを飼う上ではとても大事かも。


で、どうやって鳴き声を確認するの? とか訊かれることもある。意外に知られていないらしい。自然の成り行きでは複数の個体で見るならおやつを与えると鳴き声は聞こえてくる。ただし、奪い合う時だけ。しかも、どの個体が鳴いているかはわからない。


個別の声を聞きたければ、頬から尻尾にかけての脇を撫でれば殆どの個体は鳴く。ただし、口を開けて鳴いたりしないし、鳴き声は1mも離れると聞こえないほど。それだけ鳴き声は小さい。だからジャービルを飼育していても、イエネズミが天井で「チュウチュウ」鳴いて眠れないなどとは大違い。それだけ静か、しかもめったに噛んだりしない優しい存在。


いいでしょっ、ジャービルって。