ジャービル讃歌(100%)

癒しの”天使のネズミ”、ジャービル(スナネズミ、ねじぃ)の観察記を下手な詩とエッセーで。

まだまだ行くぞぅ!

闘病チュウのカムリン

食欲回復ホイール乗りも

この先あまりないけれど

しっかり親分役も頼むぜ


親分または兄貴分の衰えを意識してか、弟分のノブリンもちょっと様変わり。カムリンがまだ元気だった頃、ノブリンはカムリンの毛繕いはほとんどしてやらなかった。時折それに憤りカムリンが癇癪を起こしノブリンに激しく体当たりなどしていた。だが今はしきりに、しかも丹念にカムリンの毛繕い。


ノブリンの変わりようはそれだけじゃない。最近ノブリンがしきりに「チュウ」という鳴き声を発し始めた。ネズミの世界では「掟」かもしれないが、リーダー格以外は「チュウ」という鳴き声を上げてはいけないらしい。更にろくに運動もしなかったのでブクブク太っていたノブリンが最近はよくホイール乗りをしている。でも、与えるペレットの量は以前の半分以下と言うより4分の1なのに。ま、デブなのは相変わらずだが。


カムリンは最悪期には一日に蒸したさつまいもを小指の先の3分の1ほどしか食べなかったが、今では一日に親指の先の関節ほどの大きさまで。しかもさらにおかわりもするほど。だから以前の5倍から10倍ほどまで。だが相変わらず硬いものを受け取らない。これはネズミなどの齧歯目にはとても心配なこと。致命的な心配事。


ネズミの上の前歯は硬いもので摩滅しねければ伸びる一方。伸びすぎると下顎側に傷ができ、ついには食べられなくなる。今はそれが心配。そして何より辛いのがカムリンの食事介護。一日3度食事をすると、1回に30分以上が必要。健康なネズミでさえ、米一顆を食べるのに5~6回もかじらなければいけないのだから。健康でないカムリンは米はもともと食べないが、1回のオサツを食べ終わるのに10分近く。それを何度でも。


食事介護は食べ物を小さく切ってやること、おかわりが必要かどうかの観察、そして何より大変なのが食いしん坊のノブリンが特別食のカムリンの食べ物を取らないように行動規制をしなければいけないこと。食い物となればノブリンは親分格のカムリンに遠慮など決してしない。さすが激食いしん坊の血を引く黒い子。


食事介護が辛いのは時間を長く要することだけ。それ以外はカムリンがまだ生きていること、そして発病以前にはなかったnanoの手に再び載ってくるようになったこと、それら全部は嬉しいことばかり。でも、暇種やカボ種の殻を割ってやるのに指先が痛い。麻の実の殻も割ってやりたいが、何しろ小さいのであまりたくさんは与えられない。

×

非ログインユーザーとして返信する