ジャービル讃歌(100%)

癒しの”天使のネズミ”、ジャービル(スナネズミ、ねじぃ)の観察記を下手な詩とエッセーで。

手当

怪我の翌朝元気だったとは言え

夕方にはグッタリ出血のあとも

噛みつかれることも覚悟した上

思い切って傷の手当してみたら


夕方帰宅してみるとワイショーはやはりグッタリ。彼がいた辺りには出血の後も。傷口は完全には塞がっていないらしい。しかし、歩いたり走ったりはしている。それでもかなりだるいらしい。腹ばい姿勢が長い。


おそらくかなりの出血で人の場合なら輸血が必要なほどに違いない。ジャービルのような被捕食動物は痛んだり病んでもそれを表には出さない。天敵の標的にされるから。


やや時間を空けて傷口の手当。まず、傷口の水洗い。それによると負傷箇所は左後ろ足の踵とその脇の足刀部分。ようやく瘡蓋ができていた。薬だが傷には化膿を防ぐためにも抗生物質が良さそうだがそれはよした。ヒトでもショックで死ぬ虞さえある。そこでハンドクリーム。


ワイショーをほぼ仰向けにして手当。普段なら指に噛みついてくる姿勢。しかし、おとなしく手当を受けていた。これでクリームが瘡蓋の下に効果が出れば何もしないよりマシになる。この手当を朝夕2度。


手当をしている最中に同居のクロベールのいつにない活発さが目を引いた。ケージの縁に何度も飛び上がってきて2,3度脱走。ケージの縁に飛び上がってくるときの彼らは何かくれと言うリクエストをする時。しかし水やおやつには目もくれなかった。


傷の手当を済ませたワイショーをケージに戻してクロベールの活発化とリクエストの意味が分かった。なんとワイショーに後ろから後尾を仕掛けた。それも一度ならず二度も三度も。


なるほど、それでワイショーがクロベールを蹴飛ばしてワイショーの足が偶然にもクロベールの前歯に当たったんだ。かなりレアなケース。後尾の後のメスはどういうわけかオスを後ろ足で蹴飛ばす。それは何度も目撃。でも、メスが後ろ足を怪我するのは見たことがない。


スーパーで買物。キャベツは春キャベツしかなかった。アレは嫌いなので、ゴミ箱の外葉だけをもらって帰った。帰宅して早速ねじぃ諸君に。ガツガツと貪るように齧ったのは初めのうちだけ。すぐにポイッ。少しだけでも傷の化膿止になればいいが。


今ワイショーはだるさがピーク。あんな小さな体からアレだけの出血かと思えるほどの大量出血だったので無理もない。nanoは昔献血した後3日ほどだるくて朝起きられないほどだった。ワイショーは目がトロンとして全く生気がない。うずくまって眠る時間が長い。体調の回復にはそれが一番。


このところクロベールとワイショーの糞が異常に黒い。ワイショーの出血の跡を2匹で舐めていたのでその血液の糞の色だろう。それだけワイショーの出血量は多かった。

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