ジャービル讃歌(100%)

癒しの”天使のネズミ”、ジャービル(スナネズミ、ねじぃ)の観察記を下手な詩とエッセーで。

切り離せと言われたが

カムリンの耳の傷は

回復がイマイチだが

傷口に薬を塗れない

カサブタができない


本人というか本チュウには傷の痛みはないのだろうか? 寝るときは傷口を下にして寝ているし、同居のノブリンにぶつかっていくときも耳から当たっている。おまけに、いつもは気が利かないノブリンが傷口をなめてやろうとするし、カムリン本チュウもしきりに毛繕いで傷口あたりを触っている。これじゃいつまで経ってもカサブタなんてできやしない。だんだん耳が削られている。


先日動物病院で薬を処方されたとき、できれば傷が治るまでは同居者と切り離して単独飼育したほうがいいと言われた。でも、何をするにも兄貴分のカムリンだよりのノブリンを切り離すのは忍びない。また、両者が単独ケージ内で暮らすと強いストレスがかかる。かなり寿命を縮めることになる。


あまり頭が良くない彼らは仲間の死や不在を理解できない。切り離されて単独生活になるとしきりにいなくなった仲間を探す。それも夜となく昼となくなので朝になるともはや水を飲む力さえもなくなることも。実際過去には他の個体でそのようなことが2度あった。危うく命を落とすところだった。


また、切り離したあと関係を維持するため時々顔を合わせるというのも考えもの。ノブリンとカムリンは男の子だから女の子ほど縄張り意識は強くはないが、問題は彼らの記憶がいつまで持つものかわからない。下手をすると相手が自分の兄弟というのを忘れてしまって敵とみなすかも。すると激しく喧嘩する。そうするとまたどちらかが負傷する。それならなんのための傷の治療のための切り離しかわからなくなる。


悩むところだ。


おまけ:ジャービル飼育者への道 その1
初めて飼うには「男の子」がいい。おっとりしていて人に慣れやすい。女の子はとかく厄介。気性が荒いし、噛みつかれることも。

まだ生きてる!

年を越せないかもと感じたのは去年

確かに命の危険はその後二度あった

玉袋のポリープからの出血耳の化膿

でもカムリンはしっかり本ブログも


超おひさ~。


実に去年11月以来4ヶ月ぶり。今住んでる古いマンションを離れ地方移住を考えてるうちにすっかり年月が流れてしまった。ようやく移住先が決まって契約もまもなく、資金の支払いも間近に迫っている。


移住先にネズミを連れて行くことになるとは想定外。彼らの健康状態から診て昨年暮れまでに二匹とも死に絶えるものと思っていたがこのブログと同じように彼らもしっかり生きている。引っ越しのときどうやって彼らを連れていけばいいのやら。悩むところだ。


何しろ彼らは落ち着いた環境下でなければ強いストレスを受けるし、それが寿命を縮めることになりかねない。間違っても引っ越し荷物と一緒に送ることはできない。かと言って飛行機や新幹線で移動するとき小さなケージに2匹を詰め込んで持ち運ぶにも相当なストレスになる。振動や騒音、そして長時間の狭いケージでの生活と真っ暗な環境、とても彼らはそれを受け止められそうにはない。


それにしてもカムリン、ほとんど病気のデパート。我が家に来たとき白だった毛色が次々に変わるのは病気ではないにしても、脳梗塞が疑われる後翅麻痺で足の甲を引きずって歩いていたこともある。それが治ったと重たら今度は突然発狂。突然弟のノブリンを襲うことも。でも、時々正気に戻る。かと思えば突然頻尿に。そしてまもなく水のがぶ飲みとドバション。そして玉袋にポリープ、それが二股になりまた一つになり大きくなったそこから大量出血。これも命の危機だった。以前この出血が原因で命を落とした個体があった。


また、口の中に腫れ物ができ何も食べられなくなりガリガリの骨と皮だけに。これは幸い化膿止めの飲み薬で命をとりとめた。ただし、リハビリのために特別な食べ物を与え続ける必要が。彼は蒸したさつまいもで命をつなぐことができた。しかも、柔らかくしなければいけなかったが。


そして直近では左耳の化膿。今や左耳はかなり失われて耳が立たなくなっている。たれ耳の子犬のような状態。これもいっときは以前の口のはれもののときもらった飲み薬でとりあえず化膿は止まった。しかし、傷口がかゆいのかしきりにひっかくので耳がどんどん削れてしまった。今日再び動物病院で薬を処方してもらった。


だが彼らもこの3月で満2歳を迎えることができた。腎機能が弱いのによく生き延びてくれた。偉い!めでたい!

またポリープ

カムリンを健康診断



腫れ物ができた子は



その後もできやすい


悲しくも予感的中!


ジャービルはめったに人を傷つけない。何度か傷つけられたがそれなりの理由はあった。驚かせたり、子持ちで神経質なときなど。ジャービルは丈夫な小動物だと言われるが、それでも外傷などを負うことはあるし、遺伝的な病を持つ個体もある。だから日常的な健康観察は必要。
カムリんだが、かつて口の中に腫れ物ができて食べ物を取ることができず激やせして餓死寸前まで行った。獣医さんにもらった薬が効いた。カムリンもよく薬を受け付けた。今元気に走り回っているがはれものができやすい体質ではないかと疑っていた。
そこで手のひらに載ってきたときに必ず全身を見ることにしている。体の上はケージの中からでも見ることができるが、腹部などは見られない。掌の上でひっくり返してみることにしている。
腹部を詳細に見るのは飼い主にとってとても厄介。もがいて激しく抵抗するから。場合によっては噛みつかれることもありうる。でも、そんなときの噛みつきはたいてい甘噛などで怪我まですることは少ない。彼らは優しいのだ。で、悲しくも残念だったのがカムリンの左側の玉袋に米粒大のポーリープを発見。健康的なピンク色なので悪性ではなさそう。しかも、数日見ているが急に大きくなったりしていない。経過観察が必要かと。


おまけ:ジャービルとは関係ないけど、もはやご臨終かと思われた腕時計が奇跡的に復活。振り回してもネジを巻いてもほんの2,3秒しか秒針が進まなかったがある日突然彼は目覚めた。お目覚めをさらに確実にするため、湯を沸かしたあとのガスコンロに金網をおいて予熱で温めてやったらほぼまともに動き始めた。時々お休みするがそれも愛嬌。