ジャービル讃歌(100%)

癒しの”天使のネズミ”、ジャービル(スナネズミ、ねじぃ)の観察記を下手な詩とエッセーで。

いっそ

入ってきても売れもせず

しっかりと売れ残るのに


注文すれども入って来ず


いっそ我が家で作ろうか



我が家には今2匹だけ。10匹近くいた賑やかさが嘘のよう。黒い子を注文したけど何時まで待っても入ってこない。黒い子と同服、同性の子も引き受けるとまで言ったのに。


黒い子は入って来てもいつも決まって売れ残る。ならいっそ黒い子を注文したらどうかと注文したが入ってこない。注文してからずいぶん時間が経った気がする。このままだと何時のことやら。


こんな状態のままは寂しすぎる。そこで今検討しているのはいま我が家にいる女の子の黒い子とシナモンの男の子をペアリングして子どもたちを作ろうかなということ。シナモンは下毛がライラックなので他の毛色の子より黒に近い。女の子が黒なので黒い子が生まれる可能性は高い。


問題なのは両者の健康状態。男の子のbb.フォイラーはやけに臆病で病的なほど。ときに頭がオカシイんじゃないかと思えるほど。一方、女の子の、のっこ=maiは水をがぶ飲みしていて何らかの病気を抱えている可能性も疑われる。


子の両者をねずみ的視点で見ると、bb.フォイラーの臆病というのは短所ではなくてむしろ長所。多くの仲間にいち早く危険を知らせて群れを守るという使命を担っている。また、男の子にしては異常に機敏で激しく動き回る、ものすごくアクティブ。これも群れの中では貴重な行動かも。


同様にねずみ的視点でのっこ=maiの水のがぶ飲みは見方のよっては一つの個性ともみなせる。彼女の尿をヨード液でチェックしてみたが結果は「シロ」だった。糖尿病ではなかった。但し腎臓の機能が弱いかも。


両者のこの程度の問題点なら許容範囲かもと最近思えるようになった。事実我が家ではじめての子たちは激しいてんかんと思われる発作を起こしていたライラは健康な子を5匹生んだことだし。


ねじぃの世界は素晴らしい。毛の色が違うからと言って差別やいじめは起きない。また、病気を持った子もその能力の範囲で自身の立ち位置を持てる。いじめのある世界に見習って欲しいほど。


「注」発作の激しいライラが出産したのは実験ではない。たった1匹ケージにいた寂しげなオスのガッツの相棒としてオスを注文して迎えたがすんなり仲間入りしたライラを実はメスだった。だからライラは初めオスとして名前は「ライリー」だったほど。で、妊娠出産したというわけ。

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