ジャービル讃歌(100%)

癒しの”天使のネズミ”、ジャービル(スナネズミ、ねじぃ)の観察記を下手な詩とエッセーで。

クロベール逝く

はて今夜は夜のケアをやったかな

記憶が不確かケージの蓋を開ける


見たくなかったクロベールの死が


大きな黒い目を見開いて動かない



彼の症状から年末までは持つまいと思われたがよく頑張ったものだ。あと6日もすれば彼らの誕生日だったと言うのに。彼が死んだあと兄弟のワイショーが足の毛をむしったのだろうか一部の毛が抜けていた。


朝出かける前のケアの際かなりの食欲減退が見られた。彼らは高い体温を維持するためと大量の酸素を吸収するので基礎代謝が高い。それだけに食欲が落ちると急速に体力は衰える。既に体力はこれ以上落ちようがない所まで来ていた。朝のケアの時おやつの受取量が異常に少なかった。もうこの一日二日の命だとは予想していた。


彼はもう病に苦しむことはなくなった。兄弟のワイショーに食物を横取りされることもなくなった。これからは天国で先に行っている仲の良かったライリー=ホイランと楽しく過ごせるだろう。


夜が明けるまでワイショーとともに過ごさせて朝になったら埋葬してやろう、ライリー=ホイランの隣に。


どうか安らかに、クロベール! (2018年2月9日午前3時死亡確認。)


余談:他の兄弟はルビーアイなのに彼だけはひときわ大きな黒い目の持ち主だった。3匹の兄弟の中で最もビビリヤンだったがケージの外に出ると周りの景色を眺めるのが好きだった。ビビリヤンだっただけに彼がnanoの手に載ってくるのは兄弟の中で最も遅かった。しかもそれはつい最近のことだった。3匹の兄弟の中で一番模範的な生き方をしていつもペレットをちゃんと齧っていた。しかし食べるのは遅くていつもワイショーにおやつを横取りされていた。横取りされても取り返そうとはしなかった。呆然としたその姿は不憫でならなかった。

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