ジャービル讃歌(100%)

癒しの”天使のネズミ”、ジャービル(スナネズミ、ねじぃ)の観察記を下手な詩とエッセーで。

ツンツンbs #2

なんチュウても我が家一番のビビリヤン


まず掌には載ってこないし掌の上大嫌い


手のひらに載せてもおやつは食べないし


すぐにケージの方へ回れ右してダイブイン






その名はクロベール。我が家に来た当時毛色がワイショーに似ていたので紛らわしかった。しかし、食べ物への対応は真逆。にも関わらず両者の体重差はほんの僅か。それはこのクロベールの性格がとても生真面目で几帳面だから。他の兄弟に比べてきちんとペレットを食べ、床材やベッドメーキングが実に丁寧。ジャービルの原理主義者。


で、彼がnanoの掌の上でおやつは絶対に食べないのかというと実はそうじゃない。つい最近わかったことだが彼はおやつを与え始めたらその延長線上では素直にnanoの掌の上でもおやつを食べる。だが彼のお気に入りのおやつを食べるポジションはnanoの左膝の上。その膝の上からおやつを食べ終わってから周囲を眺めるのも彼は大好き。後ろ脚で立ち上がり周囲をキョロキョロ。


ところが困ったことに、最近彼はnanoの膝の上から飛び降り脱走するようになってしまった。脱走するとかなり長い距離を走り回る。彼の観光は見るだけにとどまらず参加することに興味が移ったらしい。何れの場合も脱走後はあまり長い時間を経ずに広口の瓶や竹の筒で捕捉。脱走による室内の破壊は今のところ見られない。


彼の特筆すべき性格、それは誰よりも「超マイペース」なこと。我が家に来た時ケージに移してやろうとした時彼だけが動かなかった。兄弟のワイショーもライリー=ホイランも新しい環境に興奮して走り回っていたというのに。動かなかった原因、それは彼が眠っていたから。何と大胆。その後もケージ内では兄弟とは違う行動が度々見られる。


彼のユーモラスでユニークな点は他にも。水を飲みたいと持っても水がケージにぶら下がっていない時はケージの縁に飛び上がりそこから飛び降りて脱走。水を探して室内をウロウロ。そういえば水やりを忘れていたなとその「出先」で水を与えるとゴクゴク。自己の欲求にとても直線的な行動。また、今欲しいと思うもの以外には目もくれないのも特徴。


彼のもう一つの特徴。後ろから見るとほとんどノーマルカラーにしか見えないこと。前から見ると顔には星があり首周りには白いケープ上の白い毛があり、ちょっとワイショーに似てるけど。また、3匹の兄弟の中では彼だけがぱっちり大きな黒い瞳の持ち主。ワイショーもライリー=ホイランもルビーアイ。





ライリー=ホイランと大の仲良し。おやつやペレットを食べる時も食べたあとにじゃれあうときもいつも一緒。この2匹は隣り合わせがたまたまワイショーだと気づくとそそくさとその場を離れるほど。やはりワイショーは彼らにとっても別格らしい。写真、手前がライリー=ホイラン、奥がクロベール。

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