ジャービル讃歌(100%)

癒しの”天使のネズミ”、ジャービル(スナネズミ、ねじぃ)の観察記を下手な詩とエッセーで。

ライリー=ホイラン逝く

2014年4月8日に我が家にやってきた

色鮮やかな3匹の兄弟のチビ天使達


中でもホイールランが何より大好きで

生涯鳴き声一度おとなしい子だった



兄弟のうちの1匹ライリー=ホイランが逝った。前日の11月16日の夜、いつものようにホイールランをする元気もなくなり、ワンカップ酒の「ホリホリシミュレータ」から頭だけを出して動かなかった。目を開けている力もなくなって目も閉じていた。


これまで勘違いしていたが、このツンツンbsの「動物販売管理記録」がないので、彼らの推定誕生日は2014年2月頃かと。我が家には2014年4月8日にやって来た。まだ幼さが残るやんちゃ盛りだった。シナモン系のパイドのワイショー、ワイショーによく似た毛色のクロベール、そして見た目はほとんどライラックのライリー=ホイランの3匹。


彼が朝を迎えることはできそうになかった。閉じていた眼を水をつけた綿棒で洗ってやり、眼が開くようにしてやり水とキャベツと麻の実を与えた。普段の夜のケアを終えたあともしばしば水やおやつを繰り返し与え続けた。かすかに残る食欲だったが徐々に何も口にしないように。


これまで何度もこのツンツンbsのケージのフタを開けるときの不安がとうとう的中。朝起きてケージの蓋を開けてみると、ソワソワしているワイショーとクロベールが目に入ってきたがライリー=ホイランの姿が見えず。やっと見つかったのはケージの隅にあるシェルターの奥に首を突っ込んで後ろ足が伸びている姿だった。既に硬直。


推定2歳9ヶ月にお迎えが。その年ではジャービルとしては十分天寿を全うしているはずだが我が家ではやや早死。事故や病気を除けば4歳近くまで生きることもできたはず。彼の最後は段々と食が細り痩せていく老年期特有のものだった。最後は痩せた身体が極限に達した結果だった。命を支えきれないほどに。


やんちゃで傍若無人のワイショー、控えめだけど自己主張が強烈なクロベールに混じって目立たなかったライリー=ホイラン。でも、その毛色だけは際立っていた。ちょっと見にはライラック、しかし、手足や尻尾はシナモン、体の左側の胴体にはシナモンの毛が目立った。


彼の生きがいは我が家に来た当時からホイールラン。見ているとまるで終日乗っているようだった。クロベールが乗っているときでも同乗して2匹で並走するほど。でも、116gのデブのワイショーとは並走しなかった。走るテンポも違うしデブと並べなかったから。


彼は自己主張も極めて控えめだった。鳴き声を上げたのも生涯ただ一度だけ。それは小皿に盛った麻の実を食べている時、来客で彼を急ぎケージに戻そうとして彼を掴んだときに「チュウ」。また、ケージの縁に飛び上がって留まっているときでもおやつくれということはなかった。ただ見張りをしているだけのようだった。


この世の天使が本当の天使になってしまった。生まれ変わってもまた我が家に、是非!


安らかに眠れ。



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