ジャービル讃歌(100%)

癒しの”天使のネズミ”、ジャービル(スナネズミ、ねじぃ)の観察記を下手な詩とエッセーで。

慣熟

人も動物も新しい環境に急には馴染まない

特にジャービルはそれがヒトより激しい

ケージの向きが変わるだけでも落ち着かない

ましてペットショップから来たばかりの子は



まだ名前がつかないシナモンの男の子siebt。我が家に来たばかりの頃は、室温の高さでぐったり。シェルターとして使っているネスカフェゴールドブレンドの空き瓶の上に腹這いでぐったり。他の子が30℃くらいでも寒がっているというのに。


このところの気温の低下で日中の最高気温が30℃を下回ってきてようやく室温に慣れてきた。昨夜は彼がベニヤの床に腹ばいになって眠っているところをはじめて目撃。やれやれ。


彼に室温に慣れてもらうには訳が。我が家のケージは4つ。殆どの季節の大半床暖房が必要。暖房器具は二つだけ。だから暖房器具を二つのケージで共用させなければ。そうでないと共用器具のもう一つのケージの住人が困る。


段々と彼にも室温に馴染んできたのは幸い。


室温に馴化してきたのはいいが、彼にはもう一つ馴化してもらわなければいけないことが。ペットショップで同じケージにいた子に襲われて負傷。冷却期間をおいて再度同居させてまたも襲われた。恐怖心の解消が何より必要とされている。


ねじぃ全般に言えるが彼らには生涯恐怖感が離れない。何しろ多くの肉食動物を養う存在として生まれてきたのだから。それにしても彼の恐怖心は極限状態に近い。


彼は走りながら「ドスドス」をやるくらい。なんて器用なやつだろう。逃げて走りながらも仲間にも危険を知らせる本能発揮。おかげで他のケージの個体たちも緊張。迷惑至極。まだ掌に乗せてもケージを目指してもがくばかり。


余談:nanoも引っ越ししたばかりの時期には新しい環境に馴染むために住居の周りを飽くほど散歩しまくりだった。今siebtの気持ちは十分わかる。

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